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zoom RSS 考える技術・書く技術 板坂元

<<   作成日時 : 2011/06/15 15:43   >>

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考える技術・書く技術 (講談社現代新書 327)
講談社
板坂 元

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この手の本の古典だな。

今読んでも十分役に立つと思う。

だから古典なんだろうけど。



それ以外に、
本書はその文章自体も面白い。

著者の用いるたとえ話や表現が、
実用書らしからぬセンスなのだな。

たとえば、
KJ法について書かれた部分。

日本で生まれた発想法として、学会でも実業界でも広く用いられている川喜田次郎のKJ法、あれをはじめて知ったとき、わたくしは「これはマージャンだ」と思った。まず、雑然として集められた情報は、配牌に見立てられる。手に入った情報を、いくつかのグループに分けるところは、マージャンでも、まず実行する。そして、グループ相互の間の関連を考える過程は、マージャンの役づくり、そのあと、つぎつぎにツモってくるパイ(情報)によって、手もとの資料を組かえることも、捨てられたパイからも情報をくみとって考えを組み立てることも、KJ法と似ている。p20

確かにKJ法はマージャンだ。


それから、
自分に自信を持つ必要性についてかかれたところ。

スタンダールの「赤と黒」の中で、ジュリアン・ソレルが密使となって出発する場面がある。長文の手紙を、途中でとらえられてもよういように、ジュリアン・ソレルは全部暗記しようとする。大丈夫おぼえられるか、との問いに対し彼は、忘れはしまいかと心配しないかぎり覚えられる、と答える。発想の問題でも、ダメではないか、自分にはできないのではないか、という否定的な自己暗示が、もっとも邪魔になる。融通のきかない頑固さでは困るが、一種の押しの強さが必要であろう。どこかで読んだが、作家の柏原兵三は、スランプになるとアパートの窓をあけて、「おれは天才だ!」と夜空に叫んだものだそうである。それくらいのアクの強さも、バンカラの中にあるべきで、かついちばん大事な要素であるかもしれない。p128


たとえ話の出展が、
スタンダールの「赤と黒」。

さらっとこういう引用ができたりすると、
かっこいいなと思った。


最後に、
現代を生きる個人としての心構えについて。

近代社会は、人間をブロイラー・チキンのように働かせる仕組みになりかけている。こういう体制の中では、お尻の毛までむしりとられないようにするために、自分の生活を守ることは大切なことだ。けれども、途中で仕事をおっぽりだして帰るような連中は、不思議と自分の生活そのものも、ブロイラーにわちろのようになっていることが多い。何でもよい、どこでもよい、好奇心を燃やし情熱と忍耐力で、そして銭金ぬきで対象に立ちむかうことが、新しいものを生みだすものであることを忘れるべきではない。そうすることこそがブロイラー・チキンにならない道なのだ。p206

内容は恐ろしいのに、
ちょっと笑えるユーモアが含まれていたりする。


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