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<<   作成日時 : 2011/08/19 06:02   >>

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放射能と生きる (幻冬舎新書)
幻冬舎
武田邦彦

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著者のブログの5月の始め頃までをまとめた本。

著者のブログを初期の頃よく読んでいたので、
振り返りのために買って読んだ。

以下にポイントを書き出しておく。



原発事故の最初の段階の鉄則は、第一に「風上に逃げること」、第二に「マスクをすること」、第三に「窓を閉め切ること」です。
何しろ、最初の一撃を避けられれば、何もしなかったときの被爆量の9割程度を避けられるともいえます。p14


風上に逃げる、
ということは、
風の方向が意図的に発表されなかったようなので、
出来なかった。



放射線被爆の基準について。

法律では、一番低いのは一般の人の1年間に1ミリ、次は、ある程度管理できる場所としての管理区域の3ヶ月で1.3ミリ、そして放射線の作業をすることがわかっていて、線量を測定したり、健康診断をする人の限度が女性で3ヶ月で3ミリということになる。

これを一時間あたりで整理すると、
一般人 0.1マイクロ
管理区域 0.6マイクロ
放射線作業者(男性)5.7マイクロ
放射線作業者(女性)1.4マイクロ
となる。p96


放射線量については、
一時間あたりの量なのか年間量なのか、
という部分が、
初期の頃はテレビ報道でも混乱していて、
一時間あたりの量としては結構多いと思われるのに、
医療被曝などと比較して、
安全である、
というようなことが言われていたと思います。



続いて年間の被爆量の基準についての記述。

1年に20ミリシーベルトというレベルがあります。
これは放射線業務に携わる男性の一年間の限界です。p178


年間100ミリになると、慢性的な疾患がみられるようになり、1000人に5人が放射線によってガンになるという数値になります。p178

さらに年250ミリシーベルトというレベルがあります。このレベルは最近になって福島原発で作業する人の限界値になったものです(引き上げられた)。100と250の何が違うのかと言うと、100まではガンなどの「すぐには出ない健康障害」を念頭に置いているのですが、250になると「急性の白血球減少」などの「直ちに影響が見られる」レベルになります。p178

どの程度放射線を浴びると危険なのか?
という疑問については、
少ない量でははっきりとしたこととはいえないようですが、
放射線に被爆する量は、出来るだけ少ない方が良いということは、
正しいのだろうと思います。

それでも、
一般の人にはもともと年間一ミリが基準だったのだから、
その基準を事故のあとに変更するのはやはりおかしいのでしょう。

基準を作った意味がなくなってしまう。



政府の対応と風評被害について。

福島原発の事故レベルが7になり、多くの人がびっくりされていますが、3月中旬に起こった最初の2回の水素爆発で、1時間当たり1万テラベクレルの放射性物質が出ていましたので、実は3月中旬の時期でレベルは7だったのです。でもその頃にはまだ政府は「健康に影響はない」などと言っていたので、レベル7にしませんでした。民主主義の世の中なのに、政府は情報操作をしたのです。国民不在の事故対応で、その結果、浪江町をはじめとする近隣町村の人々が初期被爆をされたので、実に残念です。p195

政府は事故後、野菜の放射線量を測る方法を急に変更し、「測定する野菜は、箱から取り出して、測定する野菜だけ流水でよく洗って測ること」という通達を出した。この通達で野菜はすべての信頼を失った。〈理由〉出荷時はまだ収穫直後なので、付着している放射性物質は容易に取れる。だから、産地でよく洗ったら放射性物質が取れても消費者が買うときにはこびり付いていたり、しみこんだりしているので取れない
だから今、表示されている野菜や農作物の放射線量の値は、全く信用できない。p224


今、政府やメディアが言っている「風評」とは、「汚染されていない野菜が拒否される」という本来の「風評」ではなく、「汚染されている野菜を、いい加減な測定で売ろうとしたので消費者が買わない」ということですから、風評ではなく、至極、当たり前のことです。p226

発表したことによる影響を考慮してのことでしょうが、
一度正しい情報を発表しないという決定をしてしまうと、
その後は全て信じられなくなります。



最後に放射性セシウムの防ぎ方。

(1)まずは身の回り、家の前の道路などを水で拭いたり、流したりする(セシウムそのものを除いておく)
(2)体調を整え、運動をして、新陳代謝を盛んにする(体のセシウムをカリウムに)
(3)カリウムの多い食品を摂る(セシウムを追い出す)
p230

セシウムは体の中に入ると100日くらいで排泄されます(体内半減期)。さらに早く排出するためには、
@健康を保ち、やや室内で軽い運動をし、お風呂に入る(極端にならないように)
A新陳代謝を盛んにして、カリウムの代わりに「うっかり」体が取り込んだセシウムを入れ替える
B(やや危険な方法だが)放射性物質を含んでいないセシウムが多い食品を食べる
p231




最後に、
今後もっとも大切だと思うこと。

汚染された食物は流通させず、農業や漁業の方々は、国と東電にきちんと補償させるべきです。そして、早くきれいな土地や海を回復させて、みんなで安心して食べられるようにすることが大事でしょう。p25

「風評被害」などということで、
消費者と生産者が争うことは、
意味のないことだと思います。

どちらも被害者なので。



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