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市民ランナー向けのマラソン練習法と、 走ることに関するエッセイの本。 著者が哲学者であるというところで、 走ることに関する読み物としても、 面白かった。 参考になったところ、 面白かったところ。 また初心者用の話でもないが、日本のレースで仮装ランナーがまれなのは少し寂しい。日本のストイックなランナーは外国の大会、とくにフランスのメドックマラソンへ行くと仰天して、考えが少し変わるかもしれない。p37 マラソンレースを自己表現の場にするという、 そういう楽しみ方があるのかもしれないと思った。 最近だと東京マラソンとか、 そういう感じなのかもしれない。 走るときの服装に関して。 勧められるのは、熱いときなら薄手の半袖シャツにボックス型の少し長めのランパン、寒いときには長袖シャツにロングタイツである。ボックス型の少し長めのランパンは股が擦れない。筋肉あるい脂肪の付き方にもよるが、これは意外に重要なポイントである。p39 長いレースを走って、 股が擦れた経験がある人は、 このアドバイスは納得だと思う。 レース意外でちょこっと走るなら、 服装は特に気にする必要はないと思う。 手足の動きを邪魔しない服装であれば、 どんな格好でも走れる。 その気軽さが、 ランニングの良さだと思う。 ランニングの小物。 市民マラソンでレースのゼッケンを留めるのは、安全ピンよりもトライアスロン用のゼッケンベルトを使ったらどうだろうか。p42 こういうの。 ↓ ちょっと欲しいなと思った。 走るフォームに関して。 腰高のピッチ走法の感じをつかむためには、階段やエスカレーターを、かかとをつけずに爪先で登るといいかもしれない。そしてまた、つぎのような方法も有効かもしれない。ゆるい上り坂で、腰が落ちないように腕を少し意識して振り、膝を上げて走ってみるのだ。足で地面を踏みつけたりけったりせず、上体を揺らさず、坂の角度に合った程よい前傾姿勢で、前足部での着地を意識して、足を軽く前へ置くという感じで上がるのである。そして道が平坦になったとき、腰高の感じをそのまま保って、着地を前足部から中足部へ移して、からだの軸がぶれないように少しだけストライドを伸ばして走ってみるのだ。 着地はかかから入って足裏全体でする、とよく本には書いてある。しかし、そういわれると素人は、かかとを意識しすぎてブレーキをかけてしまう。かかとからというよりは中足部、つまり、土踏まずの少し前、母指の付け根あたりで着地して、ついでかかとが地面に着いて、そのバネを利用して重心が移動するという感じのほうが、自然なピッチ走法になっていいと思う。p57 この本 ↓ にも書いてあったことだけど、 できるだけブレーキをかけないように、 足裏全面で着地するのは、 よいと思う。 ここ一年くらいその走り方を意識して走っているけど、 走りやすい気がする。 なぜ走るのか? ということに関して。 ゴールして、とん汁やなめこ汁をおいしく食べて、お代わりまでして、そのあと温泉へ入ってビールのうまさに感激すれば、それでもう最高である。家路をたどりながら、こんあにシンプルに人生に幸せを感じられていることにきっとびっくししているだろう。p79 この感覚を体験すると、 やめられなくなる。 月間走行距離について。 初フル完走のための安全な月間走行距離は、たぶん百五十キロ前後だろうと思う。p85 私は最近は、 月間30キロから50キロくらいしか走ってない。 ラストスパートについて。 古代ギリシャの哲人ディオゲネスは、「君はもう年寄りだ。今後は力を抜いてくつろぎたまえ」といった人に対して、「なんだって?もし僕が長距離レースを走っていたとして、ゴール間近になったときに、ぼくはいっそう力を入れるのではなくて、力を抜くべきだというのかね」(『ギリシャ哲学者列伝』 ) と応じたそうである。p122 マラソンはよく、人生にたとえられる。 つまり、 人生でもラストスパートをかけたほうが、 気持ちよく終われるということなのかもしれない。 |
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