半農半X 塩見直紀 ソニー・マガジンズ新書
この本に書かれる生き方に惹かれた。
農業で半自給的な生活をしながら、
自分の好きなことで収入を得る工夫をして、
豊かな生き方を送る。
田舎なら、
そういう生き方ができますよ、
と、
書かれた本。
こういう生活がすぐには無理だとしても、
読んでいて、
自分の生活の理想について考えさせられた。
中でも、
レイチェル・カーソン著の一節に書かれているとされる、
センス・オブ・ワンダー、というもの。
生まれつき備わっている子供のセンス・オブ・ワンダー(自然の神秘さや不思議さに目を見張る感性)をいつも新鮮に保ち続けるためには私たちが住んでいる世界の喜び、感激などを子供と一緒に再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が少なくともひとりそばにいる必要があります。
p146
そして、
センス・オブ・ワンダーを育んだ人は人生に疲れることはない
と。
それから、
イギリスの詩人 ジョゼフ・アディソンの言葉。
真の幸福はまず自分一人が楽しむことから始まり、選りすぐったほんの一握りの友人との交際で育まれる
p175
自分の子供に、
センス・オブ・ワンダーを培いたいと思うし、
どこで誰と暮らすのか、
ということを考えたときに、
このまま今のところにすみ続けててでいいのかなぁ、
という気がしてきた。
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