ウェブで儲ける人と損する人の法則 中川淳一郎 ベスト新書
ウェブで儲ける人と損する人については、
一番最後のあたりにまとめてありました。
いわく、
ネットで儲ける人と損する人には法則がある。
ネットの原理 「クリックしてもらわなくては意味がない」を理解する人は儲けることが可能だ。
そのためには「ネット文脈の理解」と「PR活動のセンス」が企業にも個人にも必要である。
あとは過度な期待をやめ、面白い娯楽であり最高に便利なツールとして捉えることによって、生活が快適になる。
これが分からない人はただムダ金と時間をつぎ込むだけで損をする。
p221
ということ。
課金ビジネスについては、
「無料で、検索キーワード連動型広告、アフィリエイト、バナー広告で稼ぐのが現実的。
そのために、ポータルサイトやSNSに記事を積極的に配信し、誘導経路を増やしておく。
心構えとしては、爆発的に儲けるのではなく、運営費がまかなえる程度のトントン状態を目指す」
p186
と、
書かれていました。
それから、
ネット文脈に必要なウケる要素として、
話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるもの
身近であるもの、B級感があるもの
非常に意見が鋭いもの
テレビで一度紹介されているもの、テレビで人気があるもの、ヤフー・トピックスが選ぶもの
モラルを問うもの
芸能人関係のもの
エロ
美人
時事性があるもの
他人の不幸
自分の人生と関係した政策・法改正など
p77
ということです。
本書全体を通しては、
ネットを過剰に賞賛してあおったり、 危険だとかくだらないとか言ってブレーキをかけたり、
そのどちらでもない、
リアルな視点だと思いました。
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