無理なく走れる「気」ランニング 大修館書店 ダニー・ドライヤー 著 金哲彦 監訳
最近増えているランニングに関する書籍などを読むと、
走るという単純な行為が、ここまで丁寧に説明できるんだ、
ということにまず驚きます。
ランニングの入門書としてはこの本よりも、
こちら、
がお勧めですが、
「走る」ということをより哲学的に理解し、
「走る」ということを肉体的な部分と精神的な部分の両面から、
日ごろの生活や自分の思想にまで結び付けるような記述が、
上記の本にはあると思います。
この本から得られるものは、
その人のランニングレベルごとに違うと思いますが、
どのレベルの人にも共通して有効なところは、
十分に注意深く耳を澄ませば、最後の結果を出すために知っておきたいことすべてを体は教えてくれるのである。p37
という部分だと思います。
それから、
骨盤、背骨、肩甲骨、などを中心とした体幹の使い方を覚えることにつては、
たとえランニングをしなくても、
一生涯の宝になることだろうと思いました。
最後に私事ですが、
この本にあるような知識を得てから数ヶ月練習して、
最近参加したレースでは、
去年とくらべてタイムは少し伸びたくらいでしたが、
走り終わった後に足があまり疲れていなかったので、
効果を実感できました。
タイムだけ見たら、
自分が高校大学のころに走っていたのと比べて、
ぜんぜんたいしたことのないですが、
どれだけ気持ちよく走れるか、
ということに、
今後挑戦していきたいと思っています。
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