失敗しない田舎暮らし入門  山本一典 洋泉社





やや辛口の田舎暮らしの入門書。

いわく、

”資金を含め移住の条件が整わない都会人は田舎へ行くな、地元の人でさえ食えない農林業を甘く見るな、
田舎に行ったら「郷に入れば郷に従え」の原則は守れ、移住した以上はそこで骨を埋めるくらいの覚悟を持て。”
p278


本書に書かれていることは、
上記のような田舎暮らしの心得から、
土地取得の方法や土地の造成方、井戸の掘り方、
果ては、
漬物の漬け方やしいたけの原木栽培の方法まで。


入門書とするには細かすぎる内容かもしれない。


でもほんとに田舎に住もうと考えている人には、
確実に参考になると思う。




さらに、
辛口な田舎暮らしの心得の部分を参照すると、

”田舎暮らしの楽しみとは、ただきれいな空気を感じたり、温泉でのんびりすることではなく、自分のできる範囲で自給自足をめざしたり、モノ作りに意欲をもつといことなのである。その点を誤解している都会人があまりにも多い。”
p216

というところとか、

”田舎に行ったらあれもしたい、これもやりたい、という夢や計画はあるだろう。しかし、意地悪でいうわけではないが、あなたが描いた青写真のようには絶対にならない。必ずどこかで裏切られるのが、田舎暮らしの世界である。田舎へ飛び込むにはそれなりの準備や心構えが必要だが、考えすぎるのもよくない。裏切られて新しい世界を発見する、むしろそれを楽しみにするくらいの心の余裕がほしいものだ。”
p281

というところとか。

この辺の文章を読んでもなお、
田舎暮らしにあこがるひとは、
本書を読んで、田舎暮らしをはじめられるのではないかと思う。


田舎暮らしができるかどうかの、
踏み絵のような本だと思う。



"失敗しない田舎暮らし入門  山本一典 洋泉社" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント