もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら 岩崎 夏海





私から頼んだわけではないですが、
貸してくれた友人がいたので読んでみました。

確立された本書のイメージと、
表紙のビジュアルのため、
本屋さんで買うのはちょっと恥ずかしいなと思ったりします。


内容としては、
気楽に読める本で、
漫画みたいだなと思いました。


本書にある、
ドラッカーの「マネジメント」からの引用としては、

マネージャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。マネージャーにできなければならないことは、そのほとんどが教わらなくとも学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、始めから身につけていなければならない資質が、一つだけある。才能ではない。真摯さである。(130頁)p18

専門家にはマネージャーが必要である。自らの知識と能力を全体の成果に結びつけることこと、専門家にとっての最大の問題である。専門家にとってはコミュニケーションが問題である。自らのアウトプットが他の者のインプットにならないかぎり、成果は上がらない。専門家のアウトプットとは知識である情報である。彼ら専門家のアウトプットを使うべき者が、彼らの言おうとしていること、行うとしていることを理解しなければならない。
専門家は専門用語を使いがちである。専門用語なしでは話せない。ところが、彼らは理解してもらってこそ始めて有効な存在となる。彼らは自らの顧客たる組織内の同僚が必要とするものを供給しなければならない。
このことを専門家に認識させることがマネージャーの仕事である。組織の目標を専門家の用語に翻訳してやり、逆に専門家のアウトプットをその顧客の言葉に翻訳してやることもマネージャーの仕事である。(125頁)p93


成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く。(262頁)p119

あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。だが組織の健全さとは、高度の基準の要求である。自己目標管理が必要とされるのも、高度の基準が必要だからである。
成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけないものである。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。そのようなことでは、意欲を失わせ、指揮を損なう。人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる。(145~146頁)p175



しかしドラッカーを学ぶなら、
原著に当たるべきでしょうし、
面白い小説を読みたいならば、
もっと面白い小説はたくさんあるでしょう。

なのにこの本が売れたのはなぜか?

その理由を研究してみることの方が、
本書そのものからよりも、
得るところが大きいのかもしれません。

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