人たらしのブラック謝罪術 内藤誼人
結構前、文庫版になる前に読んだ。
タイトルに言われるほど、
どブラックな内容ではないと思う。
人間関係を上手に保つためのコネタ集、
という感じ。
参考になったと思うコネタ。
フットワークよく確認している姿勢をアピールすれば、たとえ相手の思いどおりの結果にならなくとも、満足してくれる。p19
鏡は、恥ずかしいとか、みっともないという感情を喚起させるはたらきをするp66
お詫びをしたり、悪い報告をするのなら、絶対に午後2時だ。
この時間なら、許してくれる(というより、よく考えずに水に流してもらえる)確率がぐんとアップする。相手が「ぼんやり」している時間を狙うのがコツである。p102
私たちは、自分にとって重要な人のことを考えると、やさしい気持ちになれるそうである。おこりっぽい人と商談しなければならいときなどには、頭があがらない人のことを話題に出し、あなたにもやさしく接してくれるように誘導しよう。p107
人を説得するときには、自分にとって都合のいいことだけを一方的に押しまくるやり方と、物事の両面をきちんと比較しながら説得するやり方の二通りの方法がある。p108
自分にとって都合のいいことだけで押しまくりたいときには、結論を最初に持ってきたほうがいい。p110
メリットとデメリットの両方を比較検討するようなプレゼン構成の場合には、結論は最後の最後までとっておくのがよい。p111
私たちは武器になりそうなものを目にすると、無意識に敵意が増加する。p129
40分というのは、ちょうど血液中のカフェインがピークになる時間p147
身体にカフェインがまわった相手は、なぜか他人の言うことを聞いてしまいやすい。p147
私たちの顔は、左のほうから見てもらうと、「なんとなくやさしそうだな」という印象を与え、右のほうから見てもらうと、「なんとなく強そうだな」という印象を与えることが分かっている。p154
相手の姿勢を真似して見せるだけで、なんとなくこの人とはウマがあうなとか、気持ちのいい人だな、という印象を与えることができるのだ。p157
周囲が騒がしいと、私たちは、理性的に、冷静に判断することができなくなる。p162
私たちの満足感というのは、自分の期待と、実際に受けたサービスの差によって決まってくる。p204
米国のジャーナリストであるロバート・プロバインによると、私たちは他人にわらわせてもらいたいというより、「他人を笑わせたい」という欲求があるそうである。p212
相手が冗談をいったときには、間髪をいれずに笑ってあげると、相手は例外なく、あなたに好印象を持つ。p213
人間関係など、少しも難しくはない。挨拶ができれば、それで十分なのである。p218
ややずるいように感じられる部分もあるが、
ある程度生きていると、
この本にあるようなことは経験的に分かってきて、
多くの人が自然に行っているのではないかと思う。
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